はじめての就活面接では何を話せばいいのか悩みますよね。
今回の記事ではここをおさえれば大丈夫というポイントをご紹介いたします。
面接は緊張するかと思いますが、この記事を読んでイメージトレーニングをして、本番に備えましょう。
Contents
自己PRは必ず入れる
面接官からは「自己紹介をしてください。」と言われるかもしれませんが、それは「自己PRをしてください。」と言われているのと同じことです。
話す口調、話すスピード、話す大きさ、話す姿勢などすべてを面接官は見ています。
また、面接官が見ているポイントは以下の3つです。
- 会社で活躍できる能力をもっているか知りたい。
- アピールの根拠になる経験を知りたい。
- 長所が会社で活躍できるものか知りたい。
例えば、コンサルティング会社ならば、マネジメント能力や論理的思考力は重要です。
他にも商社であれば適応能力やコミュニケーション能力が重要になってきます。
会社ごとに活躍するために必要な能力は異なるため、会社の業界に合わせて自己PRを変えると良いでしょう。
その業界が求めるスキルに合った自己PRのエビソードを話すと高評価が期待できます。
得意なことをアピールするかと思いますが、その根拠が知りたいのです。
根拠がなければ、面接官もイメージが湧きません、○○をして、○○という成果を出しました。
したがって、○○が得意です、という伝え方をしすると面接官も具体的にイメージしやすくなります。
また質疑応答で深堀りされることが多いので、どのような質問がされるか想定しておきましょう。
準備をしておくと落ち着いて話をすることができます。
会社で働くレベルの長所であるためには条件があり、その長所で問題を解決し、成果を出し続けられることです。
長所で何らかの改善をした経験が必要になります。
何か課題を工夫して努力して、解決した経験の話を用意しておきましょう。
元気です、明るいです、だけの長所アピールは避けた方が良さそうです。
「○○という困難になったときも前向きにとらえて、対策を考え、○○という行動をとり、課題を克服しました。」という話し方が好ましいでしょう。
就活面接の自己紹介の例文
就活面接の自己紹介で話すことは以下の通りです。
- 名前
- 大学名
- 学部、卒論のテーマ、部活、ゼミ
- 特技、趣味
- 応募動機
- 自己PR
自己紹介で話す優先度の高いことは、名前、学校名、専攻の順です。
近年では、大学名を名乗らないでくださいという会社もあるようですが、一般的にはまだ大学名を伝えるところが多いようです。
特技や趣味は面接官の印象に残るケースもあるので簡単に触れても良さそうです。
自己紹介の例文
○○太郎と申します。○○大学経済学部経済学科で、現在は社会政策◯◯研究室で論文の執筆をしています。
小学校の時からずっと野球をやってきました。
大学2年のときに肘を痛めてしまい、ボールを投げることができなくなってからはマネージャーに徹し、チームを支えました。
選手としてはチームに貢献できませんでしたが、それぞれの選手の状態を把握しながらチーム全体を導くという形で貢献できたと思っています。
短い自己紹介のパターン
○○大学経済学部の○○太郎と申します。
専攻は社会政策で、ここ数カ月は人材コンサル会社のインターンシップを経験しました。
「理論と実践」がモットーです。フットワークの良さには自信があります。
ヒッチハイクで全国を回ったことがあります。よろしくお願い致します。
面接をこなしていくと慣れていくので、オリジナリティーを入れていっても良いですね。
あまり長くなりすぎないように気をつけてください。
大学以外でのエピソードでもOK
大学では普通に講義を受けて、特に話すことがないという方は大学以外でのエピソードでも構いません。
以下のようなことが考えられるでしょう。
- アルバイト
- インターンシップ
- 学生団体などの活動
- ボランティア活動
- 海外留学
- 学外のスポーツ、文化活動
- 趣味・特技
今では大学生でありながら、プログラミングを得意として月収30万円を稼いでいる方もいるようです。
ITベンチャー企業ならば、即戦力として働くイメージが持てます。
そこまでではなくても、アルバイトで課題を解決した経験を持っていたり、規模の大きい学生団体でリーダーを務めていたり、大学のこと以外でもアピールできることは多くあります。
そこで苦労したこと、どのように課題解決したかがよく聞かれます。回答の準備をしておきましょう。
海外留学での語学力をアピールすることもできますし、グローバル社会なので良い印象を与えられると思います。
自分では何気ないと思っていることもアピール材料になるかもしれません。
ただし、「私には○○という実現したいことがあって、そのために必要なものを得たいので留学しました。」という説明ができないと説得力がありません。
みんなが行くから留学に行ったとは思われないようにきちんと目的を話しましょう。
グローバルな視点を身につけました、異文化を体験することができました、社会に貢献することの喜びを実感しました、だけだと残念ながら落ちます。
すべてのことに言えるのですが、やった事実ではなく、なぜやったのかという目的や得たもので目標を達成できたかをアピールします。
過去を振り返って、努力したことを十分に活用しましょう。
エントリーシートや履歴書に書いた自己PRを話す
面接でよく聞かれる「自己PRして下さい。」という質問に対して、エントリーシートや履歴書に書いた自己PRと同じことを話すべきかどうかというのは、多くの就活生が抱く疑問だと思います。
履歴書やエントリーシートに書いたことと同じことを話すよりも、新しいエピソードの方が興味を引くのでは、思うかもしれません。
しかし基本的には、履歴書やエントリーシートに書いたものと同じことを言うと一貫性が出ます。
全く関係のないエピソードを語ってしまうと、突拍子もない印象を与えてしまうかもしれません。
面接官は初めて会う就活生の話を聞くので、できれば自己PRや履歴書に書いた内容に沿って、付け加えるような形で考えてみると良いでしょう。
それでは、なぜエントリーシートや履歴書に書いてあることをわざわざ面接で聞くのでしょうか。
それには当然理由があります。
まず、きちんと理路整然と話せているかということが見られています。
エントリーシートや履歴書を書くことで自分の強みを整理して考えられるようになります。
何度も繰り返しているうちに自己分析が深まり、面接でよく聞かれる自己PRの質問にも説得力が生まれるようになるのです。
ただし、いかにも暗記してきたような話し方はマイナス評価です。
早口で聞き手の面接官のことを考えていない自己PRもいけません。
緊張するかもしれませんが、面接という場で落ち着いて話せないと、クライアントの前で上司の前で冷静にプレゼンして働くイメージは湧きません。
緊張しないように面接練習をしておきましょう。
面接は自分のことをアピールするプレゼンテーションの場です。
自己PRは準備していればスムーズに話せるものですから、内容だけではなく、プレゼン能力も一緒にアピールしていきましょう。
また突っ込んだ質問をしても上手に返せるか、ということも見られています。
自己PRのあと、「どうしてそのような選択をしたのか。」「それ以外の方法はなかったのか。」など、結論を出した過程を聞くことで、就活生の思考プロセスを把握しようとしています。
立派な経歴は好印象ですが、平凡な経験でも突っ込んだ質問にきちんと答えられるなら問題ありません。
できれば他の学生が経験していそうな質問でも、私はこう思ったという主張を明確にしてください。
人柄重視採用の会社も増えているので「私」がどのような人物で、どのような考え方なのかを面接官は知りたがっています。
1分間の自己PRでの5つのポイント
面接官が1分間の自己PRとしてみているところを紹介します。ただし、企業によって判断基準は異なるため参考程度に知っておくと良いでしょう。
①きちんと準備しているか。
面接官がまず見ているところは、きちんと準備しているかというところです。あえて1分という時間指定をしていることで対策ができているかチェックしています。実際にやってみるとわかりますが、1分間は長くて短いのです。ちょうど1分間で自己PRするというのは、練習していないとなかなか難しいものがあります。
準備をしていても面接時に緊張してしまって早口になってしまうことがありますよね。落ち着くためにも、面接の練習だけは十分にしておきましょう。
②簡潔で論理的な文章か。
簡潔で論理的な文章となっているか見られています。
面接官は、初めて会った就活生の自己PRをその場で初めて聞きます。
当たり前ですが、言いたいことがきちんと伝わるようにしなければいけません。
面接では自分のことを全く知らなくても理解しやすい文章作成が重要です。
簡潔かつ論理的な文章を話す機会はビジネスではよくあることです。
面接官は、部下としてあるいは同僚として一緒に働きたいかイメージして面接しています。
③アピールポイントを把握しているか。
自分のアピールポイントをきちんと把握しているか、確認されています。
就活生が話すアピールポイントと面接官が感じた印象に差がなければ望ましいでしょう。
例えば、積極性をアピールした就活生が質問も何もせず小さな声で話していても説得力がありません。
普段は積極的な方なのかもしれませんが、それを面接で発揮できなければ意味がありません。
自分のアピールポイントを話すためにはきちんと自己分析する必要があります。
過去の経験を振り返り、自分のアピールポイントを探しましょう。
志望する会社に関連付けているか
自己PRは、志望する仕事や会社に結び付けてください。
面接官は自己PRが仕事でどう活かせるかを知りたがっているので、できるだけ関係するエピソードを話せると良いですね。
準備しておかないとなかなかアドリブでは難しいので、あらかじめ練習しておきましょう。
「この強みを御社の業務に生かしたいと思います。」など、具体的な業務に関連付けて終わると良いでしょう。
結論から話しているか
自己PRは結論から話すようにして下さい。
「私の強みは○○です。」という結論から始めると1分間という限られた中で何について話すのか分かりやすくなります。
結論は、話のつかみなので、その後の話の展開にも繋がっていきます。
はじめに結論を話した方が聞き手である面接官は理解しやすいです。
まとめ
初めての就活面接は緊張しますし、ついつい自分を大きく見せようとしがちです。
しかし相手は何十人、いや何百人の就活生を見ている面接官のプロなので、簡単に見抜かれてしまいます。
就活生の自己PRは、よほどすごい才能の持ち主以外は大差ありません。
大事なのは真剣に準備をしてきたか、聞き手のことを考えて話しているか、といったプレゼン能力です。
変に意識してあちらこちらに話が変わらないように、自己PRは1つに絞ってアピールしましょう。
はじめに結論というポイントをおさえるとずいぶん聞きやすくなります。
自分が面接官なら、そのような方を採用するか考えてみましょう。
「周りの友達が内定をもらい始める中、自分だけが取り残されている気がして不安」
「そもそも自分が本当にやりたい仕事がよくわからない」
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