
就職活動の辞め時というのは誰しも困るものです。
なかなか内定を貰えなくてつらいのでもう辞めてしまいたいという人もいますし、第一志望の企業に落ちたから辞めたいと思っている人も多いでしょう。
また、内定は貰ったもののこの企業に本当に自分にとって良い企業か思い悩んで、就職活動を辞めたいけれども続けているという人も多いかもしれません。
本記事ではこのように就職活動を辞めたいと思っている人に向けて、就活の辞め方に関して説明します。
就職活動がつらい理由
まずは多くの人が就職活動をつらいから辞めたいと思っているかもしれませんが、なぜ就職活動がつらいのかについて説明します。
一般論として学生時代は勝率の高い勝負しかありません。
学校の成績は努力すればある程度簡単に上がりますし、高校受験や大学受験についても多くの人は第一希望の学校に入学できますし、第一希望が無理でも3~4校受ければ大抵どこかの学校に合格します。
また、ある程度自分の実力から事前に合否が予想できます。
また、アルバイトについても同様で、アルバイトの面接に落ち続ける事はめったにありません。
このような学生時代の終わりに初めて直面する勝率の低い勝負が就職活動です。
まず、勉強と違って、これを行えば内定率が高まるという参考書や勉強方法がないので、攻略法がわかりません。
それなのに、競合はたくさん存在して、東大生などの高学歴な人材や、国際的なボランティア活動など目を惹く実績がある就活生と同じ土俵で勝負するしかないので委縮してしまいます。
また、就職活動は理不尽です。受験の場合は点数と言う客観的な指標で評価されますが、就職活動は筆記試験を乗り越えて面接に進むと主観的な指標で評価されます。
また合格しなかった理由も教えてくれないので、自分の不採用にも納得できません。
勝率の低いから辛い!
受験やアルバイトの面接などと比較すると、勝率は低く、大学受験の場合あまり勉強していなくて3校に1校しか合格しなくても勝率は33%ですが、就職活動は頑張って10社に1社合格しても勝率は10%です。
このように学生時代まで行って来た競争よりも確率が低すぎるのです。
以上のような理由から就職活動がつらいのは当然だと言えます。
更に2017年卒の人はもう2018年卒の就職活動が迫ってきているので、時間的なプレッシャーを受けるので更に就職活動が嫌になっているのではないでしょうか。
では、このような理由から就職活動がつらいので辞めたいと思っている人がどうすれば良いのでしょうか。
就職活動のつらさとの向き合い方
一番建設的なのは就職活動のつらさと向き合って克服することです。これについて簡単に克服できる人と簡単になかなか克服できない人がいます。
就職活動のつらさを克服できる人は、ある種、就職活動の本質を理解して諦められた人です。
学生時代に行ってきた勝負はRPGのようなゲームもので、どのようにすれば武器が買えるのか、レベルがあがるのかルールが決められていますし、攻略本を見れば敵の倒し方が書いてあります。
また、きちんと準備をしていればゲームオーバーになる事もほとんどありません。
これと比較して、就職活動はルーレットのようなものです。
1から36までのどの数字にボールが入るか事前にはほとんど予想がつきませんし、また、ボールが12のポケットに入ったからといって、なぜ12にボールが入ったのかよくわかりません。
また、1発で当てられる事は無いので、当たりを出すまでに10回や20回は当たり前のように挑戦しなければなりません。
よく就職活動はきちんと対策を行えば大丈夫という人がいます。
確かに対策によって内定率は高まりますが、最終的には理不尽さが残ります。
厳格な審査を行っているとは言っても、ギリギリで悩んでいる時は最終的に面接官の嫌いなタイプだったからとか、何となく社内で成績が良い社員と雰囲気が似てたからとか、面接日に病気をして急遽面接をキャンセルしたからだとか本人の実力と関係の無い所で理不尽に合否が決まる事もあります。
このように就職活動は理不尽なものだと理解していない人と比較して、理解して就職活動に臨んでいる人はつらさを感じる事が少なくなります。
就活がつらくて辞めたいと思っている人はまず就活は理不尽なものだと割り切るようにしてください。
就職活動の辞め時について
また、内定は貰っているけれども内定先に満足していないので就職活動をしているけど、そろそろ辞めたいという、辞め時を見失っている人もいるかもしれません。
確かに内定を貰っていない人よりは気持ちに余裕はありますが、いつまでも就活を辞められないのはつらいものです。
就職活動の辞め時は一体いつなのでしょうか。
基本的には辞めたいと思いつつも自分が納得するまで就職活動を行った方が良いでしょう。
ただし、就職活動をどうしたら終えるかという条件を設定しておく事は重要です。
一般論として第一志望の会社に入社できる人はごくわずかです。
つまり、多くの就活生は就職活動において何らかの妥協をして第一志望とは違う企業に自分を納得させて入社しているわけです。
この時に、第二志望や第三志望なら自分を納得させられるかもしれませんが、何となく友達が受けるから一緒に面接を受けてなんとなく内定を貰った、たいして行きたくない会社の場合は自分を納得させる事は困難です。
では、どうすれば自分を納得させて就職活動を辞める事ができるのでしょうか。
その為には就職先の企業ではなく、自分のキャリアプランをベースに就職活動を行う必要があります。
この企業に入りたかったのにという風に企業に執着すると就職活動はいつまでたっても終わる事はありません。
重要なのはキャリアプランに対してどの位マッチした内定を獲得できたかをベースに就職活動を行う心構えです。
例えば、銀行業界に入って金融のプロになりたい場合、三大メガバンクに入りたいと思うかも知れませんが、三大メガバンクに内定を貰えなくても、準メガバンクや有力地銀に入っても同じような業務はできますし、少なくとも銀行業界で働いていれば、実績を出せばいつか三大メガバンクに転職できる可能性もあります。
また、金融のプロという観点で就職活動を行っていれば、例えすべての銀行に落ちても商圏や保険業界が残っています。
また、あえて変化球でFinTech系の企業に就職した方が、ライバルが少ないので金融のプロとして早くから頭角をあらわせるかもしれません。
このようにキャリアプランをベースに考えると、就職活動の妥協点は見つけやすくなります。
自分にとって100%良い条件とは言えないけど、80%、60%キャリアプランにマッチした内定先なら妥協しようと言う風に、就職活動の辞め時を見つける事ができるのです。
内定を貰えないまま就職活動をやめるべきか
最後に、内定を貰えないまま就職活動を辞めるべきかと悩んでいる人もいるのはないでしょうか。
2017年卒の場合、2017年卒の新卒募集がほとんど終わっており、2018年卒の新卒募集が始まろうとしています。
ここで悩む事は大学を卒業して2017年卒として就活を続けるべきか、留年して2018年卒として就活を新たに始めるべきか、それとも就職活動を諦めてフリーターとして働こうかという事です。
このような場合、お金が続くのであれば2018年卒として就職するのが良いでしょう。
近年は既卒に対しても寛容になっているので、2017年卒の既卒として就職活動もできますが、既卒として就職活動する場合は自分でモチベーションをコントロールしなければならないので、実は学校に通って同期と情報交換をしながら就職活動をしている在校生と比較すると就活が上手くいかない傾向があります。
また、就職せずにフリーターとして働くという方法もありますが、これは辞めておいた方が良いでしょう。
例えば、フリーターとして働く事によって何かスキルが身につきフリーランスとして活動できるような仕事をしているなら良いですが、一般的にフリーターとしての経歴はキャリアとして認められにくいので転職が困難となります。
まとめ
以上のように就活を辞めたいと思っている人に対するアドバイスを書いてきましたが、就活を辞めるか辞めないのか自分自身で決めた方が良いでしょう。
親が就職先に納得していないから就活を続けるべきだと言っても続ける必要はありませんし、友達がどれだけ優良企業から内定を貰って羨ましいと言っても自分が納得していないのであれば就職活動を続けるべきです。
結局のところ、就職活動を辞めるのに必要なのは納得感で、例え就職先が自分で合ってなくて就職活動に失敗した場合でも、納得感さえあれば次に進むことができます。
反対に納得せずに就職活動を辞めてしまった場合は、どれだけ恵まれた待遇であったとしてもあの時就職活動を続けていればもっと良い条件で働けたのではないだろうかと後悔します。
ペンネーム:R.Y(就活サポーター)
新卒でコンサルティング会社に入社後、中小企業の採用サポートに従事。
数十社の企業の採用業務に携わってきました。
現在はフリーランスの経営コンサルタントとして様々な企業の経営サポートを行っています。
就活に関しては企業の目線を踏まえつつ就活生の皆様に実践的で役立つ情報を提供できるように取り組んでいます。
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