「就活で自己PRが必要だけど、自分の強みがよくわからない」
「自分の短所は正直に伝えても不利にならない?」
今回はそんな疑問をお持ちの就活生の皆さまに向けて、就職活動で必須の自己PRの書き方や長所・短所を見つける方法・具体的な例文などをご紹介します。
Contents
就活で長所や短所を聞かれる理由
就職活動の面接やESで避けて通れないのが自己PR。
あなたの人柄を見極めて、その企業に相応しい人物なのか、将来性を期待できるのかなどを判断するために行われます。
30分の面接の中でいかにあなたという人物を把握することができるかが面接官の仕事です。
そのため、できる限り面接官に伝わりやすい自己PRをすることが求められます。
しかし、自己PRと言われても、「何をどのようにアピールすればいいのかさっぱりわからない」と悩んでいる方も多いでしょう。
エントリーシートの自己PRの書き方のコツ
エントリーシートで問われる自己PRには書き方のコツがあります。
それを知っているだけで、ググっと採用担当に響く自己PRが書けるようになりす。
純粋な就活生は長所と短所について「本当のことを書かなければいけない」と感じている人が多いかもしれませんが、それは大きな間違いです。
あなたの長所がありきたりのものならば、正直に伝えても面接官の心には響きません。
短所も同じです。
よく短所は長所の裏返しと聞きますが、伝え方を間違えればマイナスイメージにしかなりません。
自己PRはあなたを良く見せるためのものです。
正直に答えて面接官に悪いイメージを与えてしまわないように、戦略的に考えて答えることが大切です。
自己PRの作成方法
最初に結論を書く
文字で書く場合も口で話す時も、結論ファーストです。
最初に「私の長所は○○です」「○○○という点が私の強みです」と結論を先に書きましょう。
結論を先に書かなければ、その後の文章の内容がすっと入ってきません。
初めて自己PR書く就活生は、案外できていない部分なので気を付けましょう。
強みを端的に書いているつもりでも、文にまとまりがなくダラダラと書いている人もいらっしゃいます。
例えば、「私の強みは○○で○○、○○という点です」という書き方です。
強みをたくさん伝えたいがあまりにダラダラと文章を書いてしまっているので、端的にまとめましょう。
結論ファーストはビジネスマナーの基本でもあるので覚えておきましょう。
強みが発揮された経験を具体的に書く
上記で強みを述べた後に、その強みが発揮された具体的な経験を書きましょう。
例えば、「サークルの飲み会で幹事をした際に、この強みが発揮されました」などのような感じです。
この一言があるだけで、説得力が増します。
ただし、以下のような強みが発揮された経験は書かない方がよいでしょう。
「私は人前で明るく振舞いその場を盛り上げられる強みがあります。例えば、サークルの新入生歓迎会で幹事を務めた時にもその強みが活かされました。また、所属しているゼミでの中間発表の際にも私の強みが発揮されたおかげで、その場を盛り上げることができた経験があります。」
というような書き方です。
これのどこがいけないかわかりますでしょうか。
それは、強みが発揮された経験をダラダラといくつも書いているという点です。
いくつもあなたの強みが発揮されたというのは、それだけあなたの強みが本物だということです。
しかし、その経験を伝えられたところで本当かどうか信じがたいです。
具体的な要素がないので想像できずに、疑ってしまいます。
強みを述べて、それが発揮された経験を述べた後はその状況や周りの反応などをできるだけ具体的に説明するようにしましょう。
最後に強みをもう一度述べる
最後にもう一度強みを述べるようにしましょう。
というのも、最初に強みを聞いていたとしても、話をするにつれてあなたの強みを忘れてしまうのが人間だからです。
なので、話が一通り終わった後にもう一度強みを伝えてあげることで、
「あ、この子の強みはこれだったな」
と面接官に印象付けることができます。
忘れずに最後でも強みを述べましょう。
この時も端的に伝えることがポイントです。
また、初めの冒頭で述べた強みと同じ言葉でも良いですが、少し表現やニュアンスを変えたり、伝え方を変えてみても良いでしょう。
その方がインパクトに残りやすいかもしれません。
自己PRの例文
では、いくつか例を見ながら自己PRを書いていきましょう。
まず一つ目の例文です。
「私の強みは、諦めずに最後までやり切ることです。
大学でバレーボールサークルを立ち上げる際にも、この強みを発揮して、問題を解決してきました。
私は10歳の頃からバレーボールを習っています。大学でも続けるつもりでした。しかし、大学にはバレーボールサークルが存在していなかったため、高校時代からの友人に誘われてサークルを立ち上げることにしました。
しかし、サークルを立ち上げたものの知名度が低く、興味を持ってもらえず、メンバーがなかなか集まりませんでした。そこで、何としてもメンバーを集めて楽しいサークルを作りたいと思い、「どうすれば人の気持ちを掴む伝え方が出来るか」と考えました。
そして、サークルのメンバーを30人に集めることを目標に掲げました。
1つ目は、まずサークルの存在を知らせるために、毎日朝と夕方に大学の学生にサークルの宣伝の声掛けをしました。
2つ目は、バレーボールの魅力を知らせるために、自身で作成したチラシを配布とパンフレットを配布しました。
3つ目は、サークルの活動人数を増やすために、ブログを立ち上げて集客をしました。
その際には、コピーライティングやネットでの集客方法も勉強することで、月間5000PVのブログを作り上げることができました。
以上のような、3つの取り組みを行った結果、目標であるサークルメンバーを30人確保することを達成することが出来ました。
以上の経験から、私の強みはどんなことでも最後までやり切ることができる点です。」
いかがでしょうか。
以上の文だと、上記で説明したすべての項目がクリアできていると思います。
強みもダラダラ書くことなく端的に述べられている。
そのあとにその強みが発揮されたときの経験が具体的に書かれています。
そして、最後にもう一度端的に強みが書かれていますよね。
このような感じで書いてみて下さい。
最初は全然手が進まないと思います。
が、悩んでいても書けるものではないので、ある程度の範囲で書いていきましょう。
あなたらしい文章にブラッシュアップしていくのはその後で良いです。
まずは書いてきましょう。
あなたの「本当の長所」を見つける方法
書いてみたものの、もしかしたら「こんな強みで良いのかなぁ」と悩んでしまうかもしれません。
自己PRはどの企業のエントリーシートでも聞かれます。
面接に行けば毎回のように聞かれます。つ
まり就活を行う上での必需品と言っても過言では無いです。
だからこそ、手を抜けない部分ではあります。
「どんな強みにしようか」
「エピソードはどんな内容のものにしようか。
サークルの飲み会で幹事をした経験か、所属するゼミで好成績を残した話か。
それともバイトでの話がいいのか」
など、悩みは尽きないと思います。
自分の長所を見つける方法
そんな悩みをお持ちの方に、あなたの本当の長所・強みを見つけるためにおすすめの方法を2つご紹介します。
自分の長所・強みさえ見つかれば、あなたが持っている経験の中から当てはまるものを探して、その強みを裏付ける経験として書いてしまえばOKです。
ストレングスファインダーを使用した性格診断
まず1つ目は「ストレングスファインダー」という本であなたの性格を診断するという方法です。
「自己分析 診断 本」と検索数と出てくるので検索してみて下さい。
この本はかなり優秀で本当のあなたの強みを見つけ出してくれます。
かなり分厚い本なのですが、事細かく性格についてのことが書かれています。
その本の最後にURLみたいなものがあり、そこにアクセスするとあなたの性格が診断できるようになっています。
マイナビやリクナビの診断機能よりも格段に上のレベルのものだと思い餡巣。
診断すると、十数個以上ある分類に分けられ、あなたの本当の強みが順位付けされて出てくるようになっています。
過去を深く振り返る
2つ目は、あなたの過去を深く振り返るということです。
その際に有効なのが、過去を振り返ることです。
しかし単純に振り返っても何も生まれません。
ポイントは、「小学校、中学、高校、大学」の4年間で好きだった事、嫌いだった事、性格に分けて、共通点を見つけることです。
性格というのはほとんど変わらないので、その共通点や変わらない性格があなたの長所になります。
ぜひ一度試してみて下さい。
ペンと紙さえあればいつでもできます。
短所はどう書けばいいの?
「長所の裏返し」を書くということです。
上記であなたの本当の強み、長所を見つける作業をしましたが、その裏返しがあなたの本当の短所です。
例えば、最後までやり切る点が強みなら、短所は、「集中し過ぎて周りが見えなくなってしまう点です。」などと言えると思います。
あなたの強みの裏返しはどんな短所になるのか考えてみましょう。
また、ただ単に長所の裏返しを述べれば良いというわけではありません。
短所があまりにもその企業の仕事を行う上で悪影響を与えるものは禁止です。
短所ではあるけど、仕事に影響が出ない程度のものを述べましょう。
素直に短所を述べれば落ちる可能性が上がってしまいます。
例えば、長所が「行動力がある点です」だとして、短所が「その場のノリで行動してしまう点です」といったものです。
この短所を述べた瞬間落とさるので注意しましょう。
なぜなら、何も考えずに乗りで行動する人に安心して仕事を任せられませんよね?
大事な取引先との商談にこの短所がある人を連れていくことはできません。
本当にこれが短所だとしても、仕事に影響が出る場合は素直に述べない方が良いです。
短所の例文
最後に短所の例文を載せておきます。
私の短所は考え込んでしまう点です。
心配性な性格なので、アルバイトで仕事を任された場合にも何度も確認作業を行ってしまいます。
そのため、「失敗してしまっていないか」「これで本当に良いのか」と深く考えてしまう点が短所です。
しかし、この短所は仕事を行う上では長所になりえると考えています。
どのような仕事を行う上でも責任感を持って取り組むことができると考えています。
上記の様な感じで、短所でも強みになりえるものを考えてエピソードを書くようにしましょう。
就活で強みを引き出す自己PRの書き方・長所や短所の例文まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回は就職活動で必須の自己PRの書き方や長所・短所を見つける方法・具体的な例文などをご紹介しました。
ぜひ参考にしていただき、内定獲得につながる自己PRを考えていただければと思います。
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