就職活動をしているみなさん!就活ノートは活用していますか?
就職活動の進行がスムーズになるだけでなく、活動の中身も充実させることができますよ。
ここでは、就活ノートの必要性、記録していくと役立つ内容、就職活動での効果的な活用方法や作成ポイントなどを詳しくご説明していきます。
自分だけの使いやすい就活ノートを徹底活用して内定をゲットしてくださいね!
就活ノートの必要性
スケジュール帳、メモ帳、アプリなどは、普段から使っているという人は多いのではないでしょうか。
就職活動では、あえて就活専用のノートを一冊用意することをおすすめします。
ここではまず、その理由をご説明しておきますね。
増え続ける情報を整理をしよう!
皆さんは、就職活動としてどんなことをしようと計画されているでしょうか?
就職活動では、自己分析、会社説明会への参加、インターンシップ、OB・OG訪問、企業や職種の研究、エントリー、面接などさまざまなプロセスが待っています。
そのときどきで関わってくれる人やコンタクト先、得られる情報も、感じることや学んだことも異なります。
記憶に残してその後の就職活動に活かせる内容はどんどん増えていくでしょう。積極的にさまざまな活動をしていると、たくさんの情報に混乱したり、忘れてしまったりする可能性が高くなります。
就活ノートを活用することで、情報も思考もしっかり整理することができます。
一括管理して効率よく
就職活動に関することのすべてを、就活ノート一冊で一括管理するメリットは膨大です。
活動でのスケジュール管理の必要性は、多くの人が感じられると思います。
もちろん、いつ何をするかをしっかり把握することは、就活中のコミュニケーションをスムーズにしていくためにも大切なこと。
しかし、就職活動では、活動した「あと」に記録を残すことも重要視したいポイントです。
就職活動では、メモが必要なシーンや、メモを取りたい情報に出会う機会は意外に多いものです。
あるときはこのノートに書いて、あるときはアプリに記録などと、あちこちにメモを残していると、のちのちどこに何を書いたかわからなくなることもしばしば発生します。
いつ役立つ情報かというのは必要になってから気付くもの。
バラバラのままの情報は、就活が非効率になるだけでなく、面接の質疑応答の質も影響し、内定を獲得するまでに時間が掛かってしまう可能性もあるのです。
言葉にする訓練
就活には、自己分析から面接までさまざまなものが含まれます。
最終的に面接で、就活で得た情報をもとに、自分のこと、自分の意見や感じたことを言葉で表現していくことになります。
就活ノートに「書き残す」という行動は、自分なりの考えをはっきりさせたり、適切に表現したりするトレーニングとしてとても有効な手段です。
日時や場所、会う人などは、すぐに口に出せるもので簡単に書けるかもしれません。
しかし、そこで何を学び、どう感じたか、反省点や改善点は考える時間を取らないと言葉にできないという人は多いのではないでしょうか。
就活ノートに一度、記録するというプロセスを取ることで、きちんと言葉にして残せるのです。面接での受け答えの質もグッと上がると思いますよ。
就活ノートには何を書く?
就職活動で役立つ就活ノートにするためには、どんなことを書き残せばいいのでしょうか。
決まりはないので、自分で必要なものを自由にピックアップして構わないのですが、これだけは欠かさないで!という項目を具体的に5つご紹介しておきましょう。
企業情報
入社を希望している企業や関心のある企業については、企業のホームページやパンフレット、企業説明会、OB・OG訪問、メディアのニュースなどさまざまな手段で情報を集めていきますよね。
求人が出ていれば、その内容も重要な情報になります。
人事部が発信するブログやSNSの内容もチェックしている人は多いと思います。
企業情報をどれだけ深く理解しているかはエントリーシートの内容や面接での受け答えに反映されるものです。
いつでも見返せるように就活ノートに記録していきましょう。
随時アップデートしていくことも大切ですよ。
記録と振り返り
活動したことを記録して振り返りの機会を持つことが、就活ノートの最大の目的といっても過言ではないでしょう。
振り返ったことは書き出しておくときっとその後の活動で活かされていくはずです。
どれだけ活動を積極的に行っていても、記録して振り返ることをしないと、次々に活動をこなすだけになりがち。
つまり、延々と就職活動をすることを繰り返してしまう可能性すら出てくるでしょう。
一回一回の活動のレベルを上げていくためにも、ぜひ、活動ルーチンの中に含めることをおすすめします。
反省や改善の記録も重要
上記で活動の振り返りを記録することをおすすめしました。
その振り返りの中で、その活動で改善できる点や反省点についても記録を残してみてください。
さらに、次回はどうするのかまで考え出しておくといいですね。
就職活動は、毎日同じことの繰り返しではなく、今日はA社の会社説明会、来週はB社の面接とC社のOB訪問などスケジュールはランダムに進んでいくと思います。
何気なく繰り返してしまうと「あの時はこうすればよかった」「この聞き方がスムーズ」ということを一時的に思ったとしてもなかなか次につなげられません。
反省や改善点を明確にしておくことで、質問することや情報の質を上げることができるでしょう。
ビジネスパーソンとしてのマナー向上につながることもきっとあると思いますよ。
就活対策メモ
就職活動の中で、効果的な書類の作成、ビジネスマナーの確認、面接の質疑応答対策など多くの対策を取り、練習を重ねていきますよね。
その内容も就活ノートにまとめておきましょう。
その都度、紙やノートに書き出して練習することもあるかと思いますが、大事なポイントは回数が増えるほど残しておくことをおすすめします。
毎回の企業への応募や面接に臨む段階で必ず役に立つオリジナルツールになるはずですよ。
企業や求人の内容は、その都度変わってくるので、それぞれに情報収取や対策が必要になるでしょう。しかし、自分のことに関してはいつでもまとめられるものです。
とくに自己分析(強み、弱み、失敗や達成のエピソードのストック)などは日ごろからアップデートしておきましょう。
いざ特定の企業への応募や面接対策の際に自己PRや志望動機などもスピーディーに仕上げられるようになると思います。
スケジュール管理
普段、スケジュール帳を使っている人も、就活中の活動は就活ノートでスケジュール管理することをおすすめします。
就職活動のスケジュールは、いろいろな種類の活動のそれぞれに細かいスケジュール管理をしていきます。
インターンシップ、企業説明会、OB訪問、エントリーシート、面接、内定などそれぞれに、応募期限と日程と結果予定日も把握しておく必要があります。
就活期間の一覧がひと目で見渡せるページがあると便利です。
細かい内容はそれぞれの項目のページで確認できるようにしておくとしても、パッと見て予定を把握できるページがあると活動期間中のスケジュール調整もきっとスムーズになるはずです。
就活ノート記録のコツ
就活ノートで就職活動を記録していく際に心がけておくと管理がスムーズになるコツを紹介します。
自分なりにカスタマイズした就活ノートを作成するときの参考にしてみてくださいね。
一社ごとに分ける
複数の企業の情報がある場合は、企業情報としてひとまとめにするのではなく、必ず一社一社ページを分けて記録しましょう。
必然的に一社あたり複数のページを使うことになると思います。
ホームページやパンフレットにある基本情報(企業名、事業内容、企業の歴史、経営理念、連絡先など)を記録しておけば、毎回インターネットで検索する必要もなくなります。
求人情報が出ている場合は、書かれている内容(職種、労働条件、給料、有給休暇、福利厚生、独自の制度など)も詳しく把握しておくようにしましょう。
企業説明会、OB訪問、エントリーシート、面接、内定など、活動が発生したら、(得られた情報、感想、雰囲気、社風、特徴など)その都度追加していきます。
書く項目と場所を決める
就活ノートは、「書く項目」とそれぞれの項目を「書く場所」を決めておくと、記録する効率と活用効果を上げられます。
いわゆるテンプレートを作成しておくと、毎回の記入が断然ラクになるということです。メリットはそれだけではありません。メモを取る際に、あらかじめ決めた場所があると迷いなく書けるので、人の話を聞きながらでもスピード感を持って記録できるでしょう。
白紙のページだと、いろいろなことがいろいろな場所に散乱しませんか?テンプレートがあると見直したときも何をどこに書いたのかが一目瞭然で時間短縮効果は抜群です。
埋まっているか空白になっているかで不足情報がすぐに見分けられるので、効率的に必要な情報を集めていくことも可能です。
ランダムに何でも書き込める場所まで用意しておけば、ばっちり整理できるでしょう。
丁寧より思考優先でサクサク記入
就活ノートは記録媒体として活用するので、あとで見返して読みやすくて把握しやすいことも大切です。
毎回、ざっと書き留めたメモを、あらためて就活ノートに書き直している人も多いようです。振り返りの効果もあってよい方法なのですが、その手間が面倒で継続が難しいと感じる人もいますよね。
就活ノートは、自分しか見ないもの。丁寧に見栄え良く書く必要はなく、読めるレベルで十分ということも覚えておきましょう。
記録する負荷をできるだけ下げる工夫をして、感じたことや考えたことをどんどん書き込んでいくようにしましょう。
億劫になってしまっては必要なことを書き出す機会を逃してしまうかもしれないですからね。
就活ノートはルーズリーフがおすすめ
ここまで、就活ノートには何を書くのか、また、書くときのコツについてお伝えしてきました。
ご紹介した内容を満たしていこうとすると、ルーズリーフタイプのノートがフィットするようです。
ここでは、就活ノートはどんなノートが適しているかという点を詳しくみていきましょう。
ルーズリーフのメリット
就職活動の特徴を考えてもルーズリーフは強い味方になるでしょう。複数企業に対する活動が同時進行していくことがほとんどですよね。
ノートだとページを動かせないので、企業ごとに内容をまとめていくことが難しいことがあります。
ノートのあちこちに情報が散乱してしまいがちなので、あとで探すのもひと苦労。
その点、ルーズリーフはページを自由に入れ替えて整理できるので便利に使えます。
また、一回一回の活動で、必要なページ数だけを持ち歩けるため、重くなったり、嵩張ったりする心配がありません。
就職活動の終盤になるほど、この有難みを実感することになるでしょう。
アプリじゃダメ?書くことのメリット
就職活動に便利に使えるアプリも続々と登場していますよね。アプリだけで済ませたい!という人もいるのではないでしょうか。
しかし、書き出すこと、見渡せることは、就職活動で役立つ思考のプロセスを創り出すといわれています。
考えて、手を動かして書いたことは記憶に残りやすいとも言われています。
就活ノートは、単に記録していくだけの媒体ではないんです!
そのことを考えると、アプリだけよりも就活ノートを活用していくことをおすすめします。
アプリを活用している人は、おそらく複数のアプリが必要になったり、結局メモと併用することになったりと工程が複雑化していきます。
アプリはシンプルに使えるというメリットがありますが、その反面、情報や考えを深めていくことには使いにくいようです。
どうせ一括管理をするなら、就活ノートのほうに分配が上がりそうですね。
ノート選びのポイント
もう少し詳しく就活ノートに適したノートタイプについて説明しておきましょう。サイズは、大きすぎず、小さすぎないA5タイプがおすすめです。
このサイズであれば、十分な量を書き込むことができますし、かつ、バックの中で嵩張る心配もありません。
また、表紙は固い丈夫なものを使ってください。就職活動中は座って落ち着いてメモを取れる状況ばかりとは限りません。
表紙が固ければ、立ったままでもメモが取りやすいはずです。表紙のデザインはビジネスに相応しいシンプルなものを選びましょう。
就活中のすべての場面で使えるようにしておくこともポイントです。
テンプレートを参考にする
インターネット上や就活サイトなどでは、就活ノート用のテンプレートがたくさん紹介されているのをご存知ですか?
必要な項目、あると便利な項目、使い勝手を良くなる書き方などをチェックしてみてください。
これから就活を始める人や、始めたばかりという人にとっては気付かない情報が探し出せるかもしれません。
自分の就活ノートを作成する際に、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
就活ノート活用のポイント
就活ノートは、書いて記録を残すことだけに使うものではありません。
せっかく記録した情報を最大限に活用して、就職活動の質を上げていくための自分だけのオリジナルツールです。
就活ノート活用のポイントを押さえて、内定に近づく就職活動を続けていきましょう。
情報を書くだけで終わらせない!
就活ノートは、就職活動の記録媒体として使えますが、記録しただけで終わり!では十分な使い方ができているとはいえません。
エントリーシートなどの提出書類の準備や面接対策を行なうときにも、就活ノートを最大限に活用したいものです。
そのためにも、一回一回の活動について、できるだけ細かく残しておくのが得策です。詳しく残しておけばその分そのページを見返すときに、そのときの状況をすぐに思い出すことができるでしょう。
応募から面接までは数日から数週間のブランクがあることも多いです。
一回一回の活動を、その場限りの体験で終わらせないために心がけてくださいね。
深掘りする時間を取ろう!
活動ごとに、自分の意見、分析したこと、気付いたこと、得た情報やアドバイスに対して感じたことなどを書き留めるスペースを十分に設けておくことをおすすめします。
そのスペースを埋めるための時間をとり、さらに深掘りした内容を書き留めるようにしましょう。
この時間が自分自身の就職活動の戦略や面接でのアウトプットの質を高め、一回一回の活動の充実度を上げることにつながります。
まとめ
就活って面倒なことが多い!と感じている人こそ使ってほしいのが就活ノートです。
活動内容がスムーズになるので、一回一回の活動に集中して臨むことができるでしょう。
早速、ルーズリーフを用意して、必要な項目選びから始めてみてはいかがでしょうか?
ペンネーム:リク研
ビジネススキルや人事採用についての研究・執筆をしています。
「周りの友達が内定をもらい始める中、自分だけが取り残されている気がして不安」
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