合同説明会に参加すべき意味と必要性

 

「合同説明会に参加して意味ないよ。」このような言葉を友人や先輩から言われた経験はないでしょうか。

ネットやTwitterで検索しても「合同説明会は参加しても意味がない」といった意見も多くみられます。

なぜここまで合同説明会は”参加しても意味がないもの”と言われているのでしょうか。

 

 

説明会に参加しなくても良い3つの理由

企業のHPを見れば情報は入手できる

合同説明会への参加を希望する学生の多くは「合同説明会に参加することで内定に繋がる貴重な情報を入手できるかも知れない」と考えているかも知れません。

しかし、合同説明会では会社概要など表面的な情報しか入手出来ません。

会社概要は企業のHPを見れば簡単に調べることができますよね。

つまり、合同説明会では会社概要を”ただ聞くだけ”となってしまうので、参加して意味がないと考えられています。

 

合同説明会=企業宣伝?

合同説明会は言い換えれば企業宣伝の場です。

例えば大手企業の場合、合同説明会に参加せずとも多数の応募者が集まるでしょう。

一方、中小企業の場合はどうでしょうか。あまりネームバリューのない、一般的に認知されていない企業が多数の応募者を集めるには、まず「自社を知ってもらうこと」が優先されますよね。

そして、就活生に自社をアピールできる絶好の場が合同説明会なのです。

このように合同説明会は企業宣伝の場として捉えることも出来るため、参加した就活生にとってはあまりメリットを感じないのでしょう。

 

講演は聴く必要性がない?

合同説明会では大手企業の社長さんや役員による講演が行われます。

この講演を重要視して考える学生も多いかと思いますが、講演で知ることの出来る情報は「企業概要」や「キャリアプランの詳細」、「仕事への心構え」など概念的なものです。

つまり、ネットで検索すればすぐに分かる情報ばかりなわけです。

このように合同説明会では”ネットで調べればすぐに分かる情報”しか入手できないため、合同説明会に参加した学生からすると「参加する意味がない」となってしまうのでしょう。

 

 

合同説明会に参加するメリット・デメリットは?

では本当に合同説明会に参加する意味はないのでしょうか。ここでは合同説明会に参加するメリット、デメリットを挙げていきましょう。

メリット

合同説明会に参加するメリットとして下記3つが考えられます。

 

  • より多くの企業を知ることができる
  • 気になる企業、業界をまとめて回れる
  • 他の就活生と交流ができる

 

より多くの企業を知ることができる

合同説明に参加することで、より多くの企業を知ることが出来ます。

就活サイトを閲覧していると、どうしても大手企業に目が行きがちで中小企業の情報まで把握できないですよね。

しかし、合同説明会に参加することでこれまで知らなかった優良企業と出会える可能性があるのです。

気になる企業、業界をまとめて回れる

気になる企業、業界をまとめて回れるのも合同説明会のメリットでしょう。

例えば、気になる企業や業界を予めリストアップしておけば、効率よく企業ブースを回って情報を集めることができます。

うまく立ち回ることが出来れば一日で多くの情報を得ることができるため、「インターネットで1社ずつ情報収集するのはめんどくさい」という人にとってはメリットがあると言えます。

他の就活生と交流ができる

合同説明会は全国から数万人の就活生が集まるため、他の就活生との交流の場としても有効です。

例えば、同じ業界を志望している就活生から有益な情報をもらえるかも知れません。

またその繋がりからコミュニティが広がり、より多くの情報を得る機会へと繋がるかもしれません.

このように、就活生同士の情報交換の場としても合同説明会はメリットがあるといえるでしょう。

 

デメリット

では次にデメリットを見て行きましょう。合同説明会に参加するデメリットとしては下記の3つが挙げられます。

  • 人が多く疲れる
  • 人気企業は待ち時間も発生する
  • 具体的な情報は得られない

 

人が多く疲れる

合同説明会には全国から何万人という就活生が一斉に集まるため、会場内が人で埋め尽くされます。

場合によっては、歩けないことほど人で溢れかえることもあるでしょう。これは人ごみが苦手な人にとっては苦痛な時間かと思います。

また、人ごみが苦手じゃない人であっても、長時間人ごみの中にいることで次第にストレスを感じていくでしょう。

その結果、人ごみに疲れてしまい何も情報を得られずに終わる、といったことも考えられます。

人気企業は待ち時間も発生する

人気企業のブースには就活生が殺到し、待ち時間が発生することもあります。

長い場合では1時間以上の待ち時間もあるようです。

せっかく就活の効率化を求めて合同説明会に参加したのに、待ち時間だけで1時間も費やすのは非効率と言わざるを得ません。

この点も合同説明会のデメリットと言えるでしょう。

具体的な情報は得られない

合同説明会では企業概要や沿革など表面的な情報しか得ることが出来ません。

企業によっては参加者にパンプレットを配布していることもありますが、このパンフレットに書かれた内容もHPを見れば入手できる情報です。

そのため、合同説明会では具体的な情報が得られない、といった点もデメリットでしょう。

 

 

合同説明会と違って個別説明会は参加した方が良い?

説明会は大きく「合同説明会」と「個別説明会」の2種類に分けることができます。

合同説明会へ参加するメリットはもちろんありますが、「具体的な情報が得られない」などデメリット要素が強い印象を受けます。

では個別説明会はどうなのでしょうか。参加するメリット・デメリットはあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

合同説明会と個別説明会の違い

合同説明会は1つの会場で複数の企業が同時出展する説明会です。

合同説明会では各企業がブース分けされており、参加した就活生は自由に企業ブースを行き来できる、といった特徴があります。

合同説明会では約20~30分感覚で会社概要や簡単な企業説明が繰り返し行われます。

 

一方、個別説明会は1つの会場で特定の1社のみが会社説明を行います。

そのため、大きな会場ではなくレンタルスペースや自社の会議室で行われることが多いのです。

個別説明会では会社概要など表面的な説明だけでなく、業務内容や採用予定など具体的な情報説明がメインとなっているので、HPでは知ることのできない有益な情報を入手することができます。

個別説明会の所要時間は1~3時間と長いものが多いようです。

では続いて個別説明会に参加するメリット・デメリットについても見ていきましょう。

 

個別説明会のメリット

それでは個別説明会に参加するメリットからご紹介します。メリットとしては下記の3つが挙げられます。

 

  • 社内の雰囲気を知ることができる
  • 有益且つ深い情報を入手できる
  • 選考時のアピールポイントとなる

社内の雰囲気を知ることができる

個別説明会は企業の会議室で行われることも多いため、社内の雰囲気を知ることが出来ます。

企業のエントランスや社内構造などを直接目で見ることができるため、入社後のイメージがしやすいでしょう。

また、その企業で働いている従業員の方とすれ違うこともあります。

そういった機会に「どのような人が働いているのか」を観察することもできるでしょう。

有益且つ深い情報を入手できる

個別説明会では会社の表面的な情報以外にも、待遇面や採用方法など具体的でより深い情報を得ることができます。

また、企業によっては座談会の時間を設けている場合もあり、企業で働く社員と直接話しが出来るといったメリットもあります。

実際に働いている社員さんの生の声は、テキストで書かれた情報よりも貴重で有益な情報と言えるでしょう、

選考時にアピールポイントとなる

個別説明会に参加することで、選考時のアピールポイントとなります。

企業側からすれば、個別説明会に参加していない応募者よりも参加してくれた応募者の方が好感を持てますよね。これは人間の心理でもあります。

やはり、「自社に興味を持って時間を費やしてくれた」という点は選考に大きく影響するでしょう。

 

そのため、個別説明会に参加するだけでも十分なアピールポイントとなるため、メリットがあると言えるでしょう。

一方、個別説明会のデメリットはどのようなものが考えられるのでしょうか。個別説明会のデメリットとしては下記3つが挙げられます。

 

個別説明会のデメリット

拘束時間が長い

先述したように個別説明会の所要時間は1時間~3時間と長めに設定されています。

そのため、1社の説明会だけで1日が終わってしまう、ということも考えられます。

また、志望度が高い企業ではなく「とりあえず」で臨んでしまうと、拘束時間の長さから集中力が続かなくなってしまうでしょう。

この点もデメリットと言えますね。

エントリーが埋まれば参加できない

個別説明会は合同説明会とは異なり、webサイト経由でのエントリーが必須です。

しかし、エントリー期間や定員数が予め決まっているため、その期間または規定の定員数に達した時点で応募が締め切られてしまいます。

人気企業となると定員数がすぐに埋まってしまうため、エントリーのタイミングを逃すと参加できないといったデメリットがあります。

個別説明会に参加しないと応募できない場合も

企業によっては個別説明会に参加しないと”応募自体を受け付けてくれないケース”もあります。

どういう事かというと、個別説明会への参加を必須条件としている企業は、個別説明会に参加した就活生のみにES(エントリーシート)を配布する仕組みを取っているのです。

個別説明会に参加しないとESを貰うことが出来ず、さらにESの提出期限が分からないため、気が付いたら応募が締め切られていた、という事態も起こり得ます。

このように個別説明会に参加しないと応募自体ができないケースもある、といった点も個別説明会のデメリットとして考えられますね。

 

 

説明会への参加は企業への”志望度”で判断しよう

合同説明会であっても、個別説明会であっても、説明会への参加は企業への志望度で判断しましょう。

たしかに合同説明会は企業概要的な説明が多く、簡単に入手できる情報ばかりかも知れません。

しかし、その企業への志望度が高いのであれば、自分の目で見て判断することが大切なので、一度参加してみるのも良いかと思います。

仮に合同説明会に参加したことで企業への印象が良い意味でも悪い意味でも変わるかも知れません。

 

また志望度の高い企業がある場合、個別説明会には必ず参加しましょう。

個別説明会への参加は選考面でもアピールポイントとなりますし、ESをもらえない場合もあります。

そうなると、いくら志望度が高くても「応募ができない」といった事態に陥ってしまうため、必ず参加するようにしましょう。

人気の高い企業の個別説明会はすぐに定員オーバーとなり受付が修了してしまうため、常に「申し込み開始日」などをチェックしておいたほうが良さそうです。

 

【この記事を書いた人】
ペンネーム:白石

3度の転職経験がある。
総務職や人事輔佐も経験し、現在はフリーランスとして活動中。
自身が経験した成功や失敗を基に、就職活動で悩んでいる学生へ有益な情報を届けています。

 


自分らしく働ける理想の会社を見つけたい方へ
「就活を成功させたいけど、具体的に何をすればいいのかイマイチよくわからない」

「周りの友達が内定をもらい始める中、自分だけが取り残されている気がして不安」

「そもそも自分が本当にやりたい仕事がよくわからない」

そのような方におすすめなのが、プロの専任コンサルタントから履歴書・エントリーシートの書き方、面接やグループディスカッション対策などを無料で個別サポートしてもらえる就活サポートサービスです。

中でもAIによる独自のマッチングシステムと就活のプロによる丁寧なカウンセリングで91.7%の内定率を誇る『JobSpring』はおすすめです。

一人ひとりの適性を丁寧に分析して、入社後にいきいきと働けて自分の市場価値を高めることができる職場を選んでもらえるので、早期離職率が0.1%と非常に低いのも特徴です。

『JobSpring』について詳しく知りたい方はこちらをチェックしてみてください。

チェック⇒無料就活サポート『JobSpring』公式サイトはこちら

(*登録すると『03-6261-5989』という番号で『JobSpring』の担当者から折返し電話がかかってくる場合があります。)